神流・・・その後
2016年 11月 28日
降雪でバーティカル5kmのレースになり、来年の富士登山を考えれば出走すればいいのですが、
宿泊・交通費・移動時間を考えてDNS、やる気のない軟弱な私。びょ~ん・・・。
神流から2週間。
どうしても頭から離れないことがあります。
今年の30Kで出走して下さった、義足のアスリート。
Fさんがミドルクラス、40kmに出走していました。
第2関門、40kmまでの最後の下り。
ブルーラビッツはどうしてもこの40km、
持倉の関門をクリアするべく必死、
前にいるランナーに追いつくと、
追い抜けそうなところで
「左を抜きます」と声をかけて前に行かせて頂いていました。
ヘアピンカーブの下り約3km、
気持ちよく激走します。
関門クリアするために余裕はなく
必至にくだっていたところ、
途中、Fさんが前にいて
私のために道を譲って下さいました。
どうしようと思う間もなく、
「すみません、ありがとうございます。」
「頑張って」
としか声をかけることができませんでした。
少し進むと、パラアスリートを支援、
30KでもFさんをサポートした、Nさんが心配そうに
逆走して待っていました。
私が、Nさんに、「Fさん、すぐ後ろにいます」とお伝えしました。
私たちペアはギリギリに40kmの関門をすり抜けましたが、
Fさんにはお会いできませんでした。
******レースから数日後、伴走のNさんのメールの抜粋******
sasashinさんから「
時計を見ながら、
結果的には間に合いませんでしたが「
ハセツネ30の時のように「
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Hasetsune 30Kというすごく狭い範囲でしか考えていなかった私。
恥ずかしい限りですが、これしか私にはできないのです。
ところが、この範囲を超えた状況になるとは想定外でした。
神流はパラアスリートを支援しているレースで、
Fさんの他に、パラオリンピック強化選手も出走していました。
Fさんに道を譲っていただく・・・、
まさかこのような状況になるとは。
後ろから、一緒に下りたかったのですが
どうしても関門をクリアしたいというエゴしかありませんでした。
来年の30Kのパラアスリートにどのような選手に出て頂きたいか。
2年前、何も考えずにはじめた「30K パラアスリート出走」ですが、
私の中で少しずつ変わりつつあります。
少しでも自信がつき、ご家族がハッピーになることしか考えていませんでした。
きっかけはそれで良かった。
Fさんの挑戦する姿、
もっともっと真剣なんだと。
健常者もパラアスリートも関係ない、ただ、まっしぐらに進んでいるのです。
日々、努力をしているアスリートに出走してほしいと思うようになりました。
理想論というのは承知です。
でもね、健常者もパラアスリートも同じと思い始めたのです。
30Kのためではなく日々切磋琢磨、練習をしています。
パラアスリートを支援する方々の熱い想い、
パラアスリートは自分自身、支援して下さる方々、自分自身、ひたすらすごく努力しているのです。
ある意味、遊びではない、イベントではないのです。
私も同じかもしれない。山走り、レースは遊びじゃない。
自分自身を保つために必要だから。
パラアスリートも健常者も同じ、
日々、努力しているアスリートに出走してほしいと。
登山者を突飛ばしたり、道を譲られても無言で走り去るクソの集まり
少数ではなく、ほとんどの奴がそうということはトレイルランニングなんかする奴はまともではない、人間のクズの集まりということ
お前らみたいな邪魔なキチガイはクマが出る場所以外は走るな!
トレイルランナーの暴走でご迷惑があったと想像しています。
いやな思いをされて申し訳ありません。
私も含め、気をつけていきたいと思います。
本来であれば、直接お詫びをしたいとおもいましたが、
ご連絡先がわからず、この場をもちまして失礼をいたします。