RUN + TRAIL Vol.18
2016年 04月 30日
「ハセツネ30K」特集ページにパラアスリートのお二人の選手が紹介されました。
ぜひ、ご覧いただけたらうれしいです。
●藤澤 孝浩さん
「痛みを忘れたい
血まみれになっても走り続ける満身創痍の義足ランナー」
●吉本 敦さん
「いつも "おにぎらず"
温かい仲間に囲まれた知的障害アスリート」
藤澤さんからは、別途、30Kの感想を頂きました。
*******以下、抜粋**************
今回たくさんのサポーターに支えられながら完走を目指しましたが、
残念ながら失格になってしまいました。本当に申し訳ありません。
応援して頂いた大会関係者さん、サポーターさんへ心より感謝 申し上げます。
義足での参加でもレースはレース、タイムや結果がすべてだと思いますが、
私としては一回で完走出来なくて良かったと思います。
もし完走してたら、来年の予定、目標がなくなるじゃないですか…。
なんて、そんな風に考えないと悔しくて悔しくて押し潰されそうなので「走ります」笑。
来年のハセツネ30kまでしっかり走り込み、脚力をつけて必ずリベンジしたいと思います。
景色やコースを眺める余裕がなかったので、
SNSなどにあがってるレース画像を見るのが最近の日課になってます。
レース前日に見た「桜」は淡い桜色で艶やかだったのに、
レース後に見た「桜」は白黒に見えたのはやっぱり気分的な問題ですね…。
空気が美味しくて、本当にここは東京なのかと思いました。
第1関門の階段を下りた直後、実はまだ走るつもりでいました。
失格と気付くまで結構タイムラグがあったような気がします。
そういえば、レース中 補給食を食べる余裕がなかったと言いますか、
これも失格後に暫くしてから気付きました(笑)
走り込み月間目標を300キロ、医学・科学的にフォーム改善を行いながら、
来年のハセツネ30kを目指します。
今回、コース状況がしっかり呑み込めていなかったので、
来年は前々日に乗り込みシューズとソールの選択を間違えないようにらしたいと思います。
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30Kのコース開拓からお手伝いをさせて頂き、想いのある30K。
ただただ、健常者以外のランナーの方々もハセツネコースを楽しんで頂けたらという思いでした。
昨年は1名、今年は2名のアスリートが出走、敦選手は2年連続完走をしてくれました。
本当にうれしいです。走ってくださりありがとうございます。
また、パラアスリートの状況を告知すべきなど多数のご意見やご感想を頂戴いたしました。
ありがとうございます。
現在、私が考えているパラアスリート支援は、「ハセツネ」の範囲内であり、
来年以降、どのように支援をするかも未定です。
正直、30Kが終わった瞬間、
私には、障害者スポーツに対しての知識がなく今後の対応が難しいかもしれない。
来年はこのパラアスリート担当をやめようと考えていました。
雑誌、頂いたメールを読み、
来年の30kは、どのような形になるかわかりませんが、
藤澤さんをフィニッシュゲートでお迎えしたいと思いました。
どうぞ、パラアスリートに温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。