第69回富士登山競走
2016年 07月 24日
3年振りに全力で走りました。
制限時間2時間20分には大きく間に合わず、これが今の私。
【前日】
木曜日、仕事を終えてバスで富士吉田へ。
いつものマイケルズについたのが22時近く。
バックパッカー専用宿の相部屋ですが、一泊3000円の安さと市役所まで約600mと近いのがメリットです。
今宵の宿泊者は全員ランナー。
二段ベットの上は、おじさまのよう。
準備して横になりましたが、眠りが浅く、上段の方が寝返りを打つたびにバタバタと音がして目が覚めるの繰り返しでした。
【5:00 起床】
外は雨・・・、正直、暑いより雨くらいがちょうどよくて好きなのです。
食事をしながらウェアを考えます。
八合目以降は寒くなると考えながら、ロングタイツを履くか迷い・・・山頂に行くのだから着ることに。
リュックには、水500mlとジェル2個。
【6:30 市役所】
5月の連休明けからこのレースだけを24時間考えてきました。
練習から逃げる事も多々ありました。
吉と出るか凶と出るか・・・。
心静かに、穏やかに。
ざわめきの中、五合目で打ち切りというアナウンス。
・・・・・・。
正直、全く想定の範囲外でした。
雨でも無風に近く、レースには最適と思うくらいですから。
風船に矢が刺さったかのように急速に萎みはじめる自分の内側・・・、
そして、もう一人の自分がぼんやりと状況を見ていました。
一瞬の空白時間・・・、思考回路だけは動いていたようです。
五合目であればタイツもリュックもいらない。
車の陰に隠れて(誰も見てないよね)ロングタイツを脱ぎ、
水がないと不安なので、仕方無くリュックは持つことにしました。(←結局不要。)
【6:45 Cブロック】
私の中での制限時間は2時間15分。
できると言い聞かせて深呼吸。
【7:00 スタート】
Set UP!
おそらく、マットを超えるまでに1分弱。
飛ばさず、ヘッドフォンからの音に意識を向けてリズムをとりながら走ります。
心拍MAX、苦しいのは呼吸、足が軽いのが救いでした。
暑がりなのでタイツ脱いでよかったと。
走り始めて30分経過、やっと呼吸が落ち着いてきました。
リズムを一秒たりとも崩さず走るご年配のランナーと前後します。
高速をこえて、中の茶屋に到着。
水は十分残っているのに給水によりました。
先ほどのご年配ランナーのピッチが上がり、離れていきました。
諦めたらおわり、馬返しまで走れば大好きな山道♪、それまであと少し。
【8:15 馬返し】
残り1時間弱で五合目にいければ目標クリアできると言い聞かせて。
頑張る♪と鳥居の階段を上りはじめた途端、
右足がピキッ!。
普段、足が攣ることがないのですが、
右足の脹脛を肉離れを起こしリタイアをしたことがあるのです。
いやな予感・・・。
少しストレッチをして、早歩きをするのですが、
古いゴムが今にも切れそうな右足脹脛。
今こそ、ぬるぬるを試す時なのに・・・。
時計を見るのをやめました。
【9:22:58 五合目】
最後のロードに出た時には、2時間20分を過ぎていました。
関門時間に間に合わず・・・。
全力で走った結果です。
【NHKランスマのインタビュー】
ゴールしてすぐに、ランスマのインタビューを受けました。
楽しかったですか?
はい。楽しかったですが間に合わなかったです。
(本当は今にも涙が出そうなくらいなのに、なんとか笑顔をキープ。
泣いているほうが番組的には盛り上がったかも知れませんが。)
来年も挑戦されますか?
山頂のエントリ権がないのでお友達の応援する予定です。
(顔が引きつりながらね答える私。エントリしたくても関門に間に合わなかったとお話したでしょ・・・。)
【9:40 下山】
山頂を目指し練習を重ねてきたランニコ部の皆さまが迎えてくれました。
うれしかったです♪。
みなさま、PB更新♪、おめでとうございます。
かっこいいです。来年はさらに練習をつまれて山頂へ、今から楽しみですね。
雨の中、レインウェアを着たチビッコ達とすれ違いました。
富士登山競走は五合目で打ち切りになりましたが、
チビッコ達は、七合目まで行くそうです。
頑張って♪。
雨の富士登山、きっとすごくいい想い出になるから。
【翌日】
快晴の土曜日。
今日がレースだったら・・・と考える事もありませんでした。
疲労感ゼロですが、右足脹脛の激痛がレースに出た証。
おおよその時間はわかっているのですが、スタティックな数値で見たくないのです。
レースから二日後、結果を見ました。
馬返しから五合目までの時間、魔の時間。
ここを1時間でクリアできていたら・・・。タラレバ・・・ソラシド~♪。
【来年】
来年の応援は八合目でと考えていたのですが、
2時間25分以内に五合目を通過していれば来年の山頂エントリできる事を知りました。
教えてくださりありがとうございます。
1年間、山頂を目指せるという、うれしく楽しい夢を追いかけられる反面、
2ヶ月の集中練習でさえギブアップにしかけた私に気力があるのでしょうか。
ご一緒したいみなさま、楽しい時間をありがとうございました。
きっとやりたくなると思いますが、やりたくなければやる必要などないです。
でもこれでは終われないと思います。
もう一度やれるんだから。
いや、あと二度か(笑)
それは俺も同じ。
今回よくわかりましたよ。
来年はロードにもう少し重点を置くのも一手だと感じました。
ロード練習はきつく楽しくないのですが、sasashinさんにも五合目を2:15以内で通過してもらわないといけませんからね。
時間はありますがのんびりと決心を待つ暇はないかもしれませんよ。
山頂フィニッシャーを目指すなら。
今年の5合目打ち切りを自分の心でどう片付けて良いものか?
まだその答えすら見つかりませんが、これは来年によりよく山頂を踏みしめるための布石と考えるしかなさそうです。
俺はやりますよ、多分(笑)
ありがとうございます。
本当は教えて頂いたメソッドを最大限に実践し、五合目に変更になった分、215でクリアしてご報告したかったです。
レースを振り返りながら、ロード練習を徹底的にやる必要があると思いました。ランニコさんの仰るとおり、すでに365日は切りました。
富士山に通う必要はないのです。
費やす移動時間を少しでもロード練習に割り当てればいいのですから。
私自身も未だに富士登山競走に出た実感が全くないのですが、来年の山頂に向けて明日からまた、練習します。
どうぞ、ご指導くださいね。よろしくお願い申し上げます。