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第70回富士登山競走 DNF

昨日は、例年にないほどの絶好の登山レース日和。
この日のために全力で練習してきた心強気ランナーの努力が実りますようにと願いながらスタート地点の市役所に向かいました。

DNSも考えたのですが、
自分から逃げない、とにかく五合目までは全力で走ろうと。
装備品はなし、空身で。

7:00スタート
富士登山のスタート前の気合入れはいつもジーンときます。
個々のいろいろな想いが市役所前に大きなオブジェになり、スタートの号砲とともに舞い上がる。
激走されますように。

同じレース、その中に自分がいるい事がとても分不相応で違和感でした。

不思議と足がとても軽く動きます。
全力、でも、我を忘れない。すべてを覚えていたいから。

いつも、レースは何も覚えていないのです。
全力だから。
でも、今日は、ダブルスレッドで。ぬかりなく、ダブルタスク!
でっきるっかな、でっきるかな? dobi dobi doba~♪。

「全力で走る&全力で感じる」

スタートから、角を曲がり上りの途中、
「すごいヒラメ筋ですねっ!こんなところにいちゃだめですよ」と。
お褒めを下さり、ありがとうございます。
ヒラメのムニエルは大好きですが・・。
お礼を申し上げて、ひたすら前へ。

面白い。
Cブロックの選手はある意味、とりあえず山頂コースGETの方々、シリアス山頂の方々、
ファンランの方々、3種類の選手がいると気が付きました。

種々雑多。

おそらく、A、Bブロックにはない光景だと思います。
スタートから、馬返しまでを歩いていたら、それは、資格ゼロです。
もちろん、私もね。

私より、10歳以上ご年配の方が、下を向きながら必至で走っている、
Aブロックのゼッケンの方が、足を引きずりながら歩いている、
ランナー体型?と思うような方も全力で走っている。

富士登山競走をめぐる人間模様。

私は、大石茶屋までは、走りました。
周りの人が歩き始めると、その余波を素直に受け取りました。
全力、限界?
わからない。

類は類を呼ぶ。

昔、他界した父がよく私に言っていました。
そのころは、「ふんっ」と反発していましたけどね。

父上様、あなたは厳しい方でしたが、おっしゃる通りですね。
自分だけじゃない、周りの力を借りて成長する、向上するという事。

馬返しにつき、この時間にここにいたら、完走はできないこともわかっていいながら、
エイドの方々は最大限のエールを送ってくださる。

三合目のエイドでも。
そして、五合目手前で、応援している方々から、

「来年リベンジだから!」と応援してくれました。
涙がでました。
第70回富士登山競走 DNF_f0202990_00110464.png 
 
全力でたどりつきました。
うれしかったと同時に、無になりました。

知らない方から、「いい足してるね」と
お褒めを頂きましたが、
心の中は、「いい足していたら、山頂にゴールしてるんですけど・・・」。


私の富士登山競走は終り。
今日の日に向けて、厳しいトレーニングを積んできた方々をお迎えしたくて。

第70回富士登山競走 DNF_f0202990_00560908.jpg  
 続々と戻ってくるランナー。
 山頂にたどり着けなくても、
 全員、勝者です。

 さらに、
 日々の厳しい鍛練をこなし
 目標を達成されたランナーは

 「The King of the KING」

このレースは他のレースとは違う。
この日にターゲットを合せ、達成した人だけです。

ふぁーんといつものように完走した人は論外。
厳しい練習にぶれない精神力を持った人だけ。

完走された方々の素敵な笑顔♪。
自信にみなぎってるオーラ、かっこいい。
近寄ってもいい?
ここに来てよかった。



3月22日エントリから、私は何をしてきたでしょうか。
堕ちた・・・。

naoさんから、
「レースはタイム狙いか完走狙い、ファンランもありますけど」と。
まさにその通り。私にはファンランはない。せめて、完走は必須。
完走できないのであれば、エントリ資格はないのです。

トレドジアンもそう、私には完走する出来ることが目に映らないのです。
想像できない。
もちろん、レースの好き嫌いもあります。

だから、エントリしない。
富士登山競走は・・・。どこかで完走できると思う驕りがあったと。
奥三河も同じ。
驕りを戒め、謙虚に生きる。
これが今の私のできるすべて。

何年か続けた、富士登山競走への挑戦は終わりました。

また、来年、走力がついて、自分にOKがでたら五合目に挑戦したいな。

富士山、Love♪。




 

Commented by ランニコ部 hoshisakai at 2017-07-30 23:24 x
富士登山競走はとても設定が厳しい、時間に特化したレースだと思います。
それは運営面とその舞台の特性上やむを得ないところですよね。
山頂に規定の時間で登って自力で下山してもらわないと成り立たないので絶妙の関門設定を運営は常に吟味しているように感じます。
今年sasashinさんと同じ富士登山競走を走れてよかった。
同じレースでもその想いは様々、でもそんな線がどこかで交錯すると嬉しいものですよ。
またいつか挑戦しましょう!富士山は最高ですから♪
Commented by usako_sasashin at 2017-07-31 22:42
Commented by usako_sasashin at 2017-07-31 22:39 x
ランニコ部 hoshisakaiさん、

設定の厳しいレースをPB更新されて、本当におめでとうございます。
お会いした時のオーラがすごい!、かっこよすぎる!。
お迎えさせて頂きうれしかった♪。

仰る通り、富士登山競走と真摯に向き合い努力をされた選手の方々の
期待、現実、無念・・・富士山への熱い想い。
五合目の荷物受取場には、スタート地点とは全く違く
様々なオブジェが漂っていました。
一番大きかったのは、来年の登山競走に向けての熱い決意。

どうぞ、さらなる躍進をお願い申し上げます。

(小声:レースから3日過ぎ・・・、五合目挑戦できるように頑張るよん♪。)
by usako_sasashin | 2017-07-30 01:06 | 富士登山 | Comments(2)

★BEYOND★


by usako_sasashin
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